世界遺産の山、大峰山脈の山上ヶ岳に登ってきました。
先週も天気が悪い中ソロで登山してきましたが、今週も友人と登ってきました。 というか9月初旬に登るつもりだったのが週末雨(台風)続きで延期していたのです。
山上ヶ岳について
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素、大峰山脈の山です。 現在でも女人禁制となっている修験道の山で、我々のような登山客より山伏さんのほうが多く登られていました。 (法螺貝の生の音初めて聴きました。)
ちなみに登ったのが9月22日で、たまたま大峯山寺の戸閉式前日だったようです。 下山時にやたら山伏さんの団体とすれ違うなーと思っていたのですが、山頂の宿坊で泊まられるのかな。
あとこの山では挨拶が「こんにちは」ではなく「ようお参り」なんですねー! 最初だいぶ戸惑いましたw
登山口から一本松茶屋まで
大阪から2時間以上かけて8時半頃登山口に到着しました。
駐車場のトイレを見て驚きました!さすが世界遺産! 奈良の山奥とはとても思えない綺麗さ!近鉄の大概の駅トイレより綺麗じゃないですかねw
当日の天気は雨、昼過ぎから天気が回復する予報ですがこの時点では降りそうで降っていないという感じ。 そのうち降ってくると見込んでレインウェアのパンツだけ履いておき、降り出してきたらジャケットを着込むことにしました。
ちなみにレインウェアはモンベルのストームクルーザージャケットとサンダーパスパンツです。
(モンベル) mont-bell ストームクルーザージャケット Men's
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ここから先女性の立ち入りは禁止されています。「女人禁制」には賛否両論あるとは思いますが、この時代にもそういう場所があるっていうのは不思議な感じですね。
登山開始します。しばらくは舗装された遊歩道のような道を歩きます。
すぐに普通の登山道になります。まだ非常に歩きやすく傾斜も緩やかな道が続きます。
が、この辺で本格的に雨が降ってきました。 急いでレインウェアのジャケットとザックカバー、カメラバッグのレインカバーをつけます。
ちなみにこの日のザックはブラックダイヤモンドのボルト24。レインカバーは付属していないのでAmazonで安いザックカバーを買いましたが使い勝手は良好でした。 この日久々にボルトを使ったんですが、やっぱり背負心地いいです。モンテインのウルトラツアー40は腰と肩で背負う感じですが、ボルトは背中で背負う感じ。
ウルトラツアーが悪いわけではなくウルトラツアーのために最近荷物を敢えて嵩増ししてたこともあって、ボルトに必要最小限の荷物で背負うと軽くてめっちゃ楽に感じました。 ザックは適材適所、日帰りにはやはりこれくらいの容量がいいですね。
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ボルト24 BD53086 ブラック(BK) M/L
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カメラバッグはHAKUBAのGW-PRO RED ライトMでレインカバーは付属のものです。 私の愛機E-M1は防塵防滴ですがさすがに雨の中濡れっぱなしは怖いのでGW-PROのレインカバーは安心、かつ雨の中でもサッと出して撮影しやすいのですごく良かった!
HAKUBA カメラバッグ GW-PRO RED ズームバッグ ライト M 4.9L 望遠レンズ対応トップローディング ブラック SGWPR-ZBM
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ちなみに雨用の防水手袋として、有名なテムレスを使ってみましたが。 防水・透湿性だけでなくカメラの操作もしやすくて驚愕・・・これが数百円で買えるんだからすごいですね。
見た目は有り得ないダサさになりますけどね!
ショーワグローブ 【透湿防水】No281テムレス Lサイズ 1双
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実は初めて本格的に雨に降られたので、初めてレインウェアをレインウェアとして使いましたが快適ですね!
さすがに蒸れは感じますが思った程ではないし、体を動かすのに邪魔な感じも全然しませんし。 高い金払って買った甲斐ありました!
レインハイクを楽しみながら1時間程歩くと一本松茶屋に到着です。
一本松茶屋から洞辻茶屋まで
一本松茶屋は茶屋というより屋根のある休憩所といった感じです。が、どこか厳かな雰囲気があります。(この山全体に言えることですが。) ここだけでなく道中何箇所も祠?があるのですが、そういう場所では山伏さんが法螺貝を吹かれるみたいです。
ここまでずっと歩きやすく緩やかな上りなので大して疲れもせず、雨も止む気配はないので小休憩した後出発します。
しばらくはあまり代わり映えしない道が続きます。 多少開けた場所に出ても展望がまったくないので写真もそこそこに進みます。
30~40分程歩いてお助け水地点に到着。 あまり水には困っていない(というかこれは飲むのに勇気がいる)ので小休憩だけしてすぐに出発!
洞辻茶屋の少し手前くらい、台風21号の影響で巨木が倒れています。楽々下が通れるので問題はないですが。
どうやら山上ヶ岳も台風21号でかなり倒木等影響があったようですが、さすがに世界遺産だけあって復旧が素早く行われたようです。 (登山道を塞ぐような倒木は撤去されており、登山道に影響しないような箇所は結構荒れているところがありました。)
お助け水から30分程で洞辻茶屋に到着です。
洞辻茶屋から山頂まで
洞辻茶屋では昼食等も販売されているのでゆっくり休憩できます。 が、山頂までまだまだ歩くので軽食を摂るだけにして、戻ってきたときに昼食を取ることにします。
洞辻茶屋から10分くらいはハイキングコースのような歩きやすい道がまだ続きます。
名称はわかりませんが金剛杖に焼印を押してくれる箇所がありました。
金剛杖やTシャツなどグッズを売っている店もあったので熊よけの鈴を買いました。 (洞辻茶屋でレンゲ辻あたりで子熊見たっていう話をしていたので怖くなったのは内緒です)
その売店を抜けた場所で行者道と平成新道が別れます。上りは行者道、下りは平成新道で行くことにします。 で、ここまで歩きやすい道ばかりだった山上ヶ岳が急に牙を剥きます。
今日のコンディションではあまり無理しないのが懸命だと思ったので、巻き道があるところは素直に巻き道を使いました。
行者道に入ってから岩場だらけでかなりの恐怖でした。晴天ならともかくこの天気ではかなり気を使います。 上りはまだマシで下りが怖いですね。行者道と平成新道が合流してからも岩場は結構あるので下り注意です。
西の覗きに到着!天候のせいか有名な荒行は行われていませんでした。 (知らない人は検索してね)
展望はききませんが風の音などでここから先何もない空間ということがわかるので恐怖感がすごいです。 晴れているととても覗けないですね・・・
西の覗きから少し歩くとすぐに山頂の宿坊に到着!
山頂についたものの展望はゼロ、なかなか楽しい道のりでしたがせっかく山頂まできたのにご褒美が貰えていない感じは否めないです。 またいつか次は晴れた日に登ることにして、展望はその時の楽しみにとっておきましょう。
少しだけ本堂の横で休憩して下山しました。
下山
平成新道を通ること以外は上りと同じルートなので特筆すべきことは無しです。 ただやはり下りのほうが足元が滑りやすく、平成新道などでよくあった木の階段は気をつけないと本当に危なかったです。 友人共に数回足を滑らせてヒヤッとしました。
ちなみに洞辻茶屋でカップヌードル食べました。めっちゃ美味かったです。
山上ヶ岳、いい山でした。 レインハイクも楽しかったですが次は晴れた日に登りたいです。